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Vol. 57 キャリアを高める『市場価値』 その3

今回が、キャリア・マネジメントについての最終回です。 これまで2回にわたり、キャリア・マネジメントと市場価値の獲得について、お話を進めてきました。 最終回の今回は、少し視点を変えて、自分が望むキャリアをつかむための具体的な考え方について、お話させていただきます。 物事には、「不易」と「流行」があります。 何をするにしても、「不易」=時代が変わっても変わらないもの、と、「流行」=時代の流れで変わるもの、の二つをバランスよく考えることが大切です。 キャリアについても、全く同じことが言えると思います。 キャリアに対する「不易」なものについては、以下が考えられます。 1.自分が「本当にやりたいこと」を自問自答し、向き合い、追求すること ・自分が本当につきたい仕事について主体的に決定すること 2.自分の名誉や欲にばかり駆られるのではなく、最終的には「他者のため」「世の中のため」に役立つ、という目的意識を明確にすること ・仕事とは、社会を円滑にかつ恒久的に発展させるために存在するということを 認識すること 3.自分が進みたい道、つきたい仕事についての知識を収集し、それを体系的に  まとめること ・漠然としたイメージや憧れを、明確な仕事観に変えるために、自ら周辺知識を 収集し、それを自分の頭で体系立てて、まとめる 以上3点は、昔から大切だと思われていることであり、特に2の「他者実現」の観点については、物質主義・利己主義的な現代には特に声高に主張されるものですが、実際には、そういった「他者実現」の姿勢を貫いた人や企業こそが過去から現在にわたり生き残っているということは、歴史からも証明される重要な事実です。 次に、「流行」の観点について考えてみると、以下のようになります。 1.ネットワークを積極的に構築している  ・同じ志向やキャリア願望を持つ人たちとの横のつながりを作為的に作る 2.仮想空間上のネットワークを有効に利用し、情報を収集している ・SNSでコミュニティを形成する、または参加するなどして、実際に  会い会話をする以外にも、ウェブ上の意見交換を通じて知識を収集している 3.キャリアカウンセラーなど、次世代の職種に対しての正確な知識を持ち、  自分のキャリアを構築する上で適切に利用している  ・キャリアカウンセリングを受けるだけではなく、自らもキャリアカウンセラー  の資格取得を目指す 4.機会を作り海外滞在を経験するなど、語学力を含むグローバルな力を  主体的に身につけている  ・今後の日本における海外労働力の参入を見越し、英語を必須とした第2外国語  の修得を目指す 以上のようなことが考えられるのではないでしょうか。 また、「不易流行」というマルチな面から考えることと同様に、「思いと実践」の2面から考えることも大変重要です。 思いや夢があっても、それを具体的な形にするだけの知識・スキルと実行力がなければ、夢はいつまでも夢のままです。夢や思いは、確かに人をワクワクさせ元気にしてくれるもののはずなのに、いつまでも叶わない夢、というのは、逆にノルマになりその人のストレスやフラストレーションの原因になってしまうものです。 「とにかく、これだけは人に負けない」という仕事における強みをまずは1つ、作ること。 それが、自分の成功へのイメージ「セルフイメージ」の核となり、その核を強く大きく育てることで、セルフイメージもさらに成長していくのです。 あなたの市場価値は、何ですか。こ れから身につけたい市場価値はどんなものですか。 広角的な視点を持ち、平成22年は、新たな市場価値を身につける年としてみてください。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 皆様、どうぞよいお年をお迎えください。今年も一年、ありがとうございました。 (原田隆史)