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Vol. 8 原田メソッド「4大教育」と現代日本 ①

「派遣切り」、昨年末以来耳にした言葉の中でも、最も心に重くのしかかり考えさせられる言葉です。 今後、いったい何万人の人々が職だけでなく住む場所までなくしてしまうのでしょうか? みなさんのお知り合いの中にも、「派遣切り」にあった方がおられるかもしれません。 児童・生徒の中には、職を失う保護者がおられるかもしれません。家庭の不安定な状況は、子供の心に大きく影を落とします。 こんな時代だからこそ、私たちは原点に立ち返るべきです。 なぜそうなってしまったのかのという原因のみを探しだし、闇雲に責めたり、何かのせいにするのではなく、現状を冷静に分析し、「こうあるべき日本」のビジョンを強く描き共有し、そうなるための具体的な方策を立て、真剣に実行していかなければなりません。 現実的で即効性のある対策が求められています。

アメリカの故・ケネディ大統領の有名な言葉として 「国があなた方に何をしてくれるのかではなく、あなた方が国に対して何ができるかを考えてください」 というものがあります。 日本(政治や政府)が何をしてくれるのかを待つのではなく、あの派遣村の動きのように、日本があるべき姿になるために、私たち一人ひとりに何ができるのかを考え、実行していかなくてはいけません。 私は、「自立型人間を育成する」というミッションのもと、教育の中で具現性と現実生があり即効性のある「原田メソッド」で人材教育を行います。

今回は、原田メソッド教育の根幹をなす「4大教育」について、4回にわたってお伝えしようと思います。
原田メソッドの4大教育は、次の4つを示します。
①態度教育=しつけ(すさみを除去し、心のコップを上向きにし、真面目、本気、真剣な生き方の態度や姿勢、心構えを作ります)
②価値観教育=意味付けと納得で人は継続的に目標に向かって動く
③職能教育=スキル・ノウハウ、専門教育
④理念教育=育成人物像、「こうなりたい自分を描く」 今回は、①態度教育についてです。

態度教育とは、その人の「生き方態度や姿勢」を前向きで主体性のある態度・姿勢に育てることです。 被害者意識を持たず、「心のコップ」を上に向けることで、素直な心を養います。 アメリカ・ニューヨークの前市長・ジュリアーニ氏は「ブロークン・ウィンドウ理論(割れ窓理論)」を活用し、ニューヨーク市の犯罪発生率を大幅に下げました。 この理論は簡単にいえば、 「すさみは新たなすさみを呼ぶ。だから小さなすさみを取り除く」 ということです。 たとえば学校現場で、トイレの個室のドアが壊れた時、それを放ったらかしにしておくと、必ずといっていいほど、その隣のトイレのドアも壊されます。 そして、トイレはトイレではなくなり、「たまり場」となって、そこで喫煙する生徒や、隠れて授業をエスケープする生徒が出てきます。 すさみを放っておいたら次のすさみが生まれ、その場を利用する人間の心もすさんでしまう、ということなのです。 私は中学校教師をしていたころ、故意でないにしろ、校内で器物破損があったときには、管理作業員さんにお願いしてすぐに修繕していただくとともに、臨時の全校集会を開き、生徒への呼びかけを行いました。 すさみの連鎖を遮断するためです。 大切なことは「場を清める」ことなのです。清掃活動を本気で行い、学校や職場を清潔で美しく保つこと。小さなすさみでも、すぐに除去することです。 若者は、ルールや規則にはすぐには従いません。むしろ、反抗することもあります。 しかし、その場のムードには、良くも悪くも影響を受けます。 すさみを除去し、環境を整えれば、若者はもちろん、大人も子供も、心のすさみがなくなり、前向きな姿勢・態度・行動が生まれます。 「生き方態度」からすさみがなくなるのです。 連続するタクシー強盗や凶悪犯罪など、新聞やニュースに目を通しても心のすさみを感じることが多い昨今です。 まずは自分にできることから。目の前のことに本気で取り組みましょう。
職場や家庭を清潔にし、奉仕活動に真剣に取り組み、自分のまわりからすさみを取り除いていきましょう。 些細に見えること。しかし私たちの一日はその「些細なこと」が集まってできているのです。 日本再興のため、私たちはひたむきに行動しようではありませんか。 一寸先は光です!感謝。
(原田隆史)