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Vol. 29 原田隆史の人生クレド⑧ 「人を育てる三性発揮」⑴(厳しさ、優しさ、楽しさ)

「原田隆史の人生クレド」と題して、私の「理念・ミッション」を短い言葉で端的に表している「クレド」を連続でご紹介しています。 ご自身の「クレド=信条」と比べてください。 第8回目は、「その道のプロ」になるために必要な力について示すこの言葉です。 【人を育てる三性発揮(厳しさ、優しさ、楽しさ)】 組織や集団には「ムード」があります。人は、良くも悪くも集団のムードに影響を受けるものです。 こんな経験はないでしょうか。 たとえば会社の親睦会。楽しそうだし参加しようかと思っていたら、自分の部署からの参加者は少ないと耳にします。 そのとたん、参加すると決めていたはずの気持ちが揺らぎます。 まあいいか、自分が行かなくても、みんな行かないんだし・・・。 あるいは、その逆はどうですか。 来月の第2日曜日は社内運動会。楽しそうだけど、どうしようかなと考えていたら、社内の約8割が参加すると聞いた。 一気に参加する方へと気持ちが変わり、家族にも声をかけて一緒に参加することにした・・・。 このような気持ちの変化は、意志の弱さを所以とするのではなく、その場のムードや流れに合わせようとする心の働きの結果だと考えることができます。 仕事のモチベーションに関しても、同様のことが言えるのではと思います。 つまり、人のやる気を高める職場ムードと、やる気を下げてしまう職場ムードがあるのでは、ということです。 そして実際に、そのような職場が存在します。 人をイキイキ・元気に育て、やる気を高めるために必要な3つのかかわりの要素が、「厳しさ・優しさ・楽しさ」です。 厳しさとは、仕事における結果成果を求める、生み出す、といったかかわりのことです。 また、職場でのルール、マナー、規範の徹底や責任を持って役割分担を遂行する際などには、厳しさ発揮が望まれます。 しかし、厳しいだけでは、職場にギスギスとしたムードが流れます。 ほっとできる時間や空間がなく、早期離職や足の引っ張り合いにつながることもあります。 そういう職場には、優しさが必要です。 関わりを多く、仕事の成果如何に関わらず、全員に平等に接することが大切です。 お互いが惜しまず褒め合い、ミスがあったとしても人格否定をするような指導はしません。 もちろん、優しさが過度になるといけません。お互いに甘える習慣ができあがり、上司の指示が通らない、ミスを許してしまうといった弊害も出てきます。 だからこそ、厳しさとのバランスが大切です。 厳しさと優しさに付け加え、楽しさの要素があれば最高と言えます。 楽しさとは、その場のムードを盛り上げる要素です。 たとえば、前述した会社での懇親会や運動会は、楽しさの要素です。人は、楽しいことを好みます。楽しそうに思えないことには主体的には取り組みません。 楽しさのムード作りは、緊張感を緩めるのではなどと考えられがちですが、緊張感を解放する時間があるからこそ、かえってメリハリがつき、次の緊張=仕事に向けての英気を養うことができるのです。 懇親会や運動会をより魅力的な取り組みにすることにも、職場のムードを高めるためのヒントがあるのです。 中学校の教師をしていたころ、私はこの3性の大切さに気付き、指導していた陸上競技部指導や学校経営において実践しました。 その実践の報告は次回させていただきます。 仕事の進め方やスキルノウハウだけでなく、その職場のムード、それを人はどう感じるのか、という観点にも目をむけることが、あなたの職場やそこで働く人々の可能性を広げることになるはずです。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 (原田隆史)