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Vol. 35 原田隆史の人生クレド⑪「教育とは関わりである」

「原田隆史の人生クレド」と題して、私の「理念・ミッション」を短い言葉で端的に表している「クレド」をご紹介しています。 今回は、教育の根幹をなす考え方についてお話させていただきます。 【教育とは関わりである】 教育とは何ですか、という問いに対する私の答えは「それは関わることです」となります。 それは、教育に関する私のもう一つの大切なクレドは「マザーテレサは無視しない」にもつながります。 ノーベル平和賞を受賞したマザーテレサの功績や人生については、皆さんもよくご存知のことと思います。 その彼女の有名な言葉に次のようなものがあります。 「愛の反対は憎しみではなく、無関心。」 「この世で最大の不幸は戦争や貧困などではない。むしろそれによって見放され、“自分は誰からも必要とされていない”と感じる事です。」 この言葉に私は教育の本質を見ます。 人間関係において、腹が立つとか嫌いだ、などのマイナスの感情を持たれている方が、場合によってはまだましであるということです。 昨今、耳にすることが多くなった「虐待」の問題。 様々な事情があったにせよ、最後には親が子供を放棄することが死を伴う悲劇を生んでいます。 これは「ネグレクト(育児放棄)」と呼ばれます。食事の回数や量を減らす、お風呂に入れない、病院に連れて行かない、外に締め出すなどの行為がこのネグレクトに当たります。ネグレクトは英語では「無視する」という意味です。 関わりが必要な時期に関わりをやめてしまうと、命に危険を及ぼすような悲劇が起こります。 食べ物を与えないというような肉体的な虐待による危険にとどまらず、話を聞かない、会話をしない、褒めない、叱らない、といった精神的なネグレクトも、確実に子どもに大きな傷を与えます。 そして、これは子どもだけに限らず、大人同士の関係にとっても大きな意味を持ちます。 私は、研修でよく「ペア」で活動をしてもらいます。そして、お互いのスピーチを聞いた後には、ペアでその評価を交換してもらっています。 その時にいつも言うことが「遠慮しないでください」ということです。 研修の時だけの関係なのだから、当たり障りのないことを伝えてその場を丸く収めるという考え方もあるかもしれません。 しかしそれでは、真剣にスピーチした相手に対して失礼になると思いませんか。また、自分が真剣にスピーチしたのに、相手の評価がオブラートに包んだような遠慮したものであったとしたら、拍子ぬけしませんか。 その時だけだからこそ真剣にやってください、と私はいつもお伝えしています。 本気・真剣の反対は、遠慮です。人間関係における遠慮は、相手の本気を台無しにしてしまいます。やる気をそいでしまうことになります。 教育とは、関わりです。関わりの数と質で、人は育ちます。 無視しない、遠慮しない。その言葉をクレドとして刻み自らの理念とすることで、私はどんなときにも迷わず、真剣な人間関係を築くことができていると思います。 マザーテレサは無視しない。私たちも、無視をしてはいけません。 人にかかわる勇気を持ちましょう。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 (原田隆史)