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Vol. 14 成功のための三大理論 ②「おかず理論」

3回連続で、「成功に直結する思考・態度・行動」のパターンについてお話しています。

第2回目は、私が「おかず理論」と呼んでいるものです。 みなさんは、食事をされるとき、好きなものを、先に食べますか。それとも、あとで(最後に)食べますか。 今日のお弁当は何だろう、パカッ(お弁当箱のフタがあく音です) あ、卵焼き、ほうれん草のおひたし、おでん、海老フライ、うめぼし、納豆、白いご飯。よーし、いただきまーす。 私は中学校教師だったころ、昼休みに「昼食指導」で教室や食堂に行くのが好きでした。弁当の生徒、菓子パンを食べている生徒、食堂でうどんとカレーを食べる生徒。いろいろです。
なかよしグループや班で食べているところに、私も座って、一緒に食べたり普段はしないような、ちょっとふざけた話をしたりもしました。 毎日そうやって観察していると、多くの生徒が、ある特徴的な食べ方をしていることに気付きました。 そこで私は生徒たちに聞いてみました。 「なんや、海老フライ嫌いなんか。残したらアカンで。」 「違います先生。大好きだから、最後のお楽しみでとってあるんです。」 「え、最後のお楽しみ・・・!?」 「なんや、メロンパン嫌いなんか。お腹いっぱいになったんか。」 「違います先生。焼きそばパンより、メロンパンの方が好きなんです。最後に一番好きなものを食べるんです。」 「え、最後に一番好きなもの・・!?」 実は私も、ある時期までは一番好きなものを最後まで残しておくタイプでした。しかし、陸上競技で本気で日本一を目指すようになってから、一番好きなものを、意識的に最初に食べるようにしました。 日本一を目指していた私は、練習メニューをもう一度見直してみました。
冷静な目で客観的に見てみると、ある事実に気づき愕然としました。なんと、自分でその当時「これが一番大切や」と確信していた練習内容が、2時間の練習の、「一番最後」にきていたのです。 なぜ、大切な練習を最後にまわすのか。自問自答してみても答えはありませんでした。 「ただ、なんとなく、今までの経験から」、それが唯一の答えでした。 終盤に、一番大切な練習をもってきても、質も回数も思ったようには伸びません。これは、当り前のことだったのです。 そのことに気づき、私は練習メニューを大幅に組み替えました。 大切なものを最初に。好きなものを最初に。大事なものを一番に。 物事に対する考え方・指導法も変えました。 選手を伸ばそうと思うとき、どうしても「できていないところ」を直そうとしてしまいがちです。それももちろん必要ですが、その前に、「好きなもの」つまり、その選手の「長所」を伸ばそうと考えたのです。 日本一になったある女子選手は、膝の持病があり、50mすら走れませんでした。しかし彼女は、「筋力が高い」という長所を持っていました。 私は彼女には、走る練習(スプリント)は、一切させませんでした。 そのかわり「おかず理論で長所発揮」、筋力練習を他の女子の倍、男子選手とペアを組んでさせました。そして彼女は見事、全国大会で日本一になったのです。 これが「おかず理論」です。 ご飯の食べ方から指導の仕方まで、「おかず理論」の原理原則にのっとり、ガラッと変えました。 大切なことから実行する。長所発揮で、短所を補う。好きなことを繰り返せば心の満足感が得られ、苦手なことにチャレンジしようとする気力と自信もわいてきます。 私のクラスの生徒は、一番好きなおかずを最初に食べるようになりました。 私が、「最後に残すんやったら、先生が食べるぞ」といって、食べてしまうからです。 「先生、好きなものから、大事なものから、でしょう!もうわかったので僕の海老フライ食べないでください!」 「よっしゃ。好きなもの、大事なものを大切にしいや。長所発揮で勝負せえよ!」 「おかず理論、大切なことから行う。大切なことを後回しにしない。長所発揮で勝負する」 一寸先は光です!感謝。
(原田隆史)