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Vol. 66 成功の三大ツール 2

「成功のための三大ツール」について、連続でお伝えしています。 今回は、目標達成に向けての意志の力を鍛える「ルーティンチェック表」について考えてみたいと思います。 私たちの提唱する【原田メソッド】では、私たちは成功を一飛びに手に入れるのではなく、毎日少しずつ、しかし確実に成功へと近づいていく、と考えています。 この「毎日少しずつ、しかし確実に」という考え方を支えるツールが、ルーティンチェック表です。 ルーティンチェックは、目標達成のために有効だと考える行動を、毎日継続して行うことを目的としています。 目標達成に向けて必要だと思える毎日の「ルーティン行動」を、仕事面と心の面、あるいは心・技・体・生活、などいろいろな側面から考えて表に書き、できたら「○」、できなかったら「×」と書いていきます。 この、一見するとただの「○×表」に見えるルーティンチェック表には、目標達成に向けての強力なメッセージが込められています。 かつて松虫中学校で、全国大会で砲丸投げ日本一の偉業を成し遂げたある女子生徒は、雑誌の取材で「日本一になった秘訣」を聞かれ 「毎日、一日も休まず皿洗いを続けたことです」 と即答しました。 この答えに首をかしげる人も多くいました。 「砲丸投げと皿洗いに何の関係があるんだ?」 彼女が言いたかったことはこうです。 砲丸投げで日本一になると決めて、サポートしてくれる家族に感謝の気持ちを表すために、毎日、食事の後の使ったお皿を洗うことに決めました。 練習や試合でクタクタになった日、風邪をひいて高熱を出してしまった日、親と大げんかして気まずかった日。 お皿洗いをやめたくなる理由はたくさんあったけれども、私は、自分で一度決めたことだからと考え、自分に例外を一切認めず、一日も休まずにお皿洗いを続けました。 その結果、ちょっとのことでは決してあきらめない、強い心を手に入れることができました。 全国大会の決勝で、私は最後の1投までは2番でした。最後の1投を投げる前、私の心に浮かんだことは、今まで指導してくださった先生、助けてくれた親や家族、応援してくれた仲間、そして、お皿洗いを一日も休まなかった自分自身の頑張りでした。 私は、周囲の人と自分自身に勇気をもらい、日本一を達成することができました。 つまり、砲丸投げとお皿洗いを、「自分で関係づけた」ということなのです。 ある人から見れば、砲丸投げで日本一になるのに、お皿洗いは何の意味も持たないことでしょう。 しかし、「心を強くするために毎日続ける活動」という意味を知れば、お皿洗いにかける5分間は、人生において非常に大きな意味を持つようになるのです。 以前にお話しした、ハーバード大学大学院に見事合格したある英語教師も、目標達成のために608日間一日も休まずにトイレ掃除に取り組み、目標を見事達成しました。 また、高知教師塾で学ぶある女性教師は、ルーティンチェック表での実践から、「人生において1分間でできることの多さ」についての気づきをあげていました。 毎日やると決めた行動を、例外なく続けるというのは、実は本当に大変なことです。 今日は雨だから、今日は疲れているから、今日は出張先だから。面白いもので、「できない言い訳」は、次から次へと浮かんでくるものです。 今日はまあいいか、となりそうな気持にぐっとブレーキをかけて、行動を起こす。 易きに流れそうな心にぐっとブレーキをかけて、本当に行きたい方向へと向けてくれる力となるのが、「意志の力」と「忍耐力」です。 ルーティンとして決めた行動に、毎日、例外なく取り組むことで、目標達成への道のりで出会う数々の困難や苦境にもめげない、強い心が形成されていきます。 だから、「お皿洗いで日本一」「トイレ掃除でハーバード」となるわけです。 ルーティンチェック表は、ただの「できた・できない」をわけるための表ではありません。 たとえその人のことをあまりよく知らなかったとしても、その人のルーティンチェック表を見るだけで、私たちはその人の「意志の強さ」について推察することができるのです。 長期目的・目標設定用紙で作ったシナリオを予定通りに進めていくためのツール、そしてシナリオを進める中で目標達成できるだけの強い心、意志の力を高めていくツール、それがルーティンチェック表です。 次回は、目標達成への道しるべとなり、日々のモチベーションを高める「日誌」についてお話しようと思います。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 (原田隆史)