大阪教師塾 12期 第二回 塾生の声

①大阪府四條畷市立四條畷西中学校 川口 厚

朝4時過ぎに教師塾が終わりました。塾生仲間と一緒にその足で食堂へ行き、朝食をとりながら教師塾の学びや気付きを発表し合い、軽く談笑して帰宅。1時間ほど仮眠をとってクラブ指導に向かいます。教師塾で学ぶ週末のひとコマです。

私は大学卒業後4年間務めた民間企業を退職して教職を志しました。教育を通して自分の可能性にチャレンジしたいと思ったからです。

原田隆史先生と教師塾との出会いは、たまたま手にした先生の著書がきっかけでした。

原田先生の実践に感動し、教師塾で是非学んでみたいと思った私は、教師塾の入塾を志望する手紙を原田先生に送りました。第5期に入塾許可を頂き、現在まで継続して学ばせて頂いております。

塾生の立場から見た教師塾のすばらしさを紹介させて頂きます。

まず第一に、原田先生のご好意による無償の会であるという点です。教師塾で原田先生が私達に当たり前のように提供して下さるノウハウや最新の情報は、民間企業で人事を経験した私の立場から考えると、本来なら高額な研修費用を支払わないと学ぶことができません。教育実践で成果を出し、ご期待に応えることが塾生の使命と感じます。

第二に、日本全国から集まる優秀な教師(同志)と膝を突き合わせて学ぶことができる点です。クラブ活動なら全国レベル、学級経営や教科指導でも卓越したノウハウや経験を持った同志との出会いがあります。同じ悩みや志を持って孤軍奮闘している同志との出会いがあります。いろんな同志との出会いが支えとなって、今の自分があります。当たり前の基準を教師塾生の実践と照らし合わせることで、常に高い志を持ち続けることができます。

教師塾では、理念やビジョンをとても大切にしています。そのために自己分析を通して自分の長所や大切にしている価値観を発掘します。自我に目覚め、理念やビジョンを持った同志が各方面で活躍しています。私も、教育者として世界に貢献するべく、一歩一歩着実に階段を登っていると感じます。

最後になりましたが、原田先生、いつも本当にありがとうございます。こうして恵まれた環境で原田先生から直接ご指導頂けることがとても幸せです。

学んだことを生かし、教育界の人材確保、若手教員の資質向上に尽力することが私の使命と感じます。これからもご指導宜しくお願い申し上げます。

また、スタッフの皆様、いつも会場の準備やテキストの準備等ありがとうございます。して頂いていることを決して当たり前と思うことなく、感謝の心で学ばせて頂くとともに、実践でご恩返しを致します。

②神戸市立東垂水公民館(神戸市立中学校教員) 伊東 久雄

「カリスマ体育教師の常勝教育」の本と出会いました。タイトルの「カリスマ」や「常勝」の文字が当時の私には熱すぎて、多少引き気味に本を手にとったのを覚えています。

読んでいくうちに「これはすごい」と思いました。熱いハートはもちろんのこと、実践的な方法論は学校ですぐに使えると思いました。特に本の中で紹介されている目標設定用紙、ルーティンチェック、日誌は野球部で使えると思い、自分なりにアレンジして、取り入れました。しかし、なかなか成果は出ませんでした。

そのうち、よくわからないところもあるので、大阪教師塾で原田先生から直接学びたいと強く思うようになりました。

しかし、この時、中学3年の担任、そして、進路係。教師塾が始まる3学期はとても忙しくなることは目に見えていました。こんな状況のときに入塾して、中途半端にならないだろうかといろんな不安がありました。

申込書は机に置いたまま、しばらく時が過ぎました。締め切り3日前になりました。このまま行かなかったら、多分、一生行かないだろうと考えました。また、自分はこれまでこういうふうにして逃げたことが多かったなあと思っていました。最後は、「なるようになるやろ」と半分やけくそ気味に申込書を書き、投函しました。

教師塾で学ぶまでに私の中に一つの壁がありました。今、思い返せば、その壁も自分でつくっていたものと気づきました。まさに「敵はだれですか?自分です」でした。

先述した野球部に導入した目標設定用紙、ルーティンチェック、日誌の成果が出ない原因が教師塾に来てすぐにわかりました。これらを生徒にだけ要求して、自分が取り組んでいなかったのです。

「教師が変わって、生徒が変わる」まさに「主体変容」の姿勢に欠けていた自分に気づきました。

また、方法論だけまねてもうまくいかず、そのもとになる心の部分が欠けていたことにも気づきました。

自分が取り組んでみると、日誌を書いたり、決めたことを続ける大変さを実感しました。自分で取り組んでいくと生徒に対する指導にもいかされて、少しずつ成果が出るようになりました。自立型人間を育てるには、まず自分が自立型人間にならなければならないのです。

教師塾で学ばせていただいて、もうすぐ3年になろうとしています。この間に、公民館への異動がありました。最初は自分の希望ではない異動先だったので、ひどく落ち込みました。この状況を前向きにとらえて、楽しく仕事ができているのは教師塾での学びが大きいと感じています。

ふと立ち寄り手にした「カリスマ体育教師の常勝教育」の本をきっかけに、教師塾で学ばせていただき、私の生き方モデルとなる原田先生に出会えたのは本当にありがたいことと感じています。この恩は私が生徒の生き方モデルとなることでお返しします。

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