大阪教師塾 12期 第五回 塾生の声
①大阪産業大学 宮崎正史
私自身、大阪教師塾第1期は、オブザーバーで参加させていただいておりました。
そして、第2期から塾生として学ばせていただいております。
その頃は、大阪市立松虫中学校での教師塾で、教師塾の日には、松虫中学校の校庭に車を並べ、教室に入り、
そこから原田先生の講義を受けるという形でした。
全体の会が終わり、そこから原田先生を囲んでの話が続きました。終わりが1時~2時頃だったように記憶しております。
当初から無償で、お弁当も用意していただき、遠方の方の交通費も出費されており、
本気で志す方には出費も惜しまない。
ここで学んだことが子供たちに活かされることが大切なんです」と話されていた真剣な目が今でも忘れられません。
こんな「侍」のような先生がいるんだと驚きでした。
また、私も参加しておりましたメンタルトレーニングの勉強会にも参加されており、
数々の実績を持っておられる原田先生のような方が、自ら足を運ばれ熱心にメモを取られ、意見され、情報を収集して学ばれている姿勢には頭が下がる思いでした。
また、大阪教師塾が開講された時期が、私が高校勤務から大学勤務に変わった年でもあったことにも必然を感じました。
高校勤務時代は、野球部の監督をしながら寮に家族で住み込んでおり、生徒達と寝食を共にしておりました。
普段は、寮~学校~練習場の毎日で、そのため夜に寮を空けるということはできませんでした。
それが、大学勤務に変わり、借家を借りての生活が始まったことで、教師塾にも参加する事ができるようになりました。
私の場合は、勤務地が変わり、環境が変わったお陰で教師塾に参加させてもらう事ができ、多くの同志先生方とご縁をいただき、
学ぶ環境をいただく事ができました。
「教える」から「学ぶ」、「生徒を変える」から「自分が変わる」という学びには、それまでの自分は、一体何を思い上がって教育・指導していたのかと恥ずかしくなりました。
現在も、その頃共に学んでいた先生方も多数おられますし、当初から原田先生は、塾生1000人を目標にあげておられました。
今年原田先生から頂いた年賀状の2009年・アクションプランの中に、「教師塾生のべ2000人達成」の文字が記されておりました。
「自分が変わらなければ生徒は変らないし、世の中も変わらない。目標は必ず達成できる」。
自分自身がやってきた実績を自慢するのでなく、広めるのだという熱い思いは当時も今も変わられていないように感じます。
変ったとするならば、原田先生の思い、「本気・真剣・一生懸命」を受け継いだ若い先生方が確実に育っているということではないでしょうか。
以前、10期をひと区切りとも言っておられましたが、4月から東京教師塾は第10期、大阪教師塾に至っては第13期に入りさらに5月からは高知教師塾が開講される予定です。
また、大阪教師塾・塾生で京都の先生方が京都教師塾を開設され、第9期が開講されております。 こちらも、志高く・熱い思いの先生方が集結された素晴らしい会です。
現在、原田先生の下で学ばれた大阪教師塾出身の先生方が、それぞれの地で、さまざまな活動にご活躍されております。
乱世の時代ではありますが、原田先生の高い志、熱い思いに触れた先生方のご縁が、加速度的に広がり、これからの日本の教育界にも光が見えてきているのではないでしょうか。
現在忘れられている、我々日本人が元来持っておりました、歴史・伝統・文化を思い出し、原点に立ち返り、「自立型人間の育成教育」に全力を上げて取り組んで行きたいと思います。
ありがとうございました。
②12期連続参加の女性教師(中学校)
学級経営は、「学び」を土台に、「理念」の軸と「自分らしさ」をもち、指導していくことが大切ということが、私自身の一番の気付きです。
二〇〇八年四月、初任者として現場に出ました。とても気合が入りました。学んできたことと、自分の考えややり方を、子どもたちに浸透させようとしていました。
けれど、私のイメージする担任として理想のクラス、「イキイキ・素直・一生懸命!」のクラスとはいきませんでした。
全くまとまる気配もなく、理想の学級経営とは本当にほど遠いものでした。夏ごろまではこの状態が続きました。
そのような中、教師塾の先生方が学級経営のお手本でした。「マネ」をいたしました。「守」「破」「離」の守です。
「学びの土台」・・・
学級通信の書き方は先輩女性教師を。「手書きで思いを込めて」書こう。
内容は川口先生を。「クラス目標を毎号載せる」「一貫性をもたせる」。
心に響くことばは大谷先生を。「プラスのことば・マイナスのことば」など。
割れ窓理論の分かりやすい解説は小笹先生を。
今もたくさんの先生方をマネさせていただき、通信を発信しております。
掃除をしない子がいる!叱ってしまう。。。
大谷先生より「自分の中の『よけいなもの』を捨てると、掃除をさせていただくことに、自然にありがとうございます。を感じる」ということを学ばせていただきました。
それから、叱るのはやめて「掃除をして、教室がきれいになるのを、私自身が喜んでやろう」と心がけました。
あるとき生徒が言いました。『先生、一生懸命やな。』
掃除の大切さが伝わっているかどうかは分かりませんが、私にとっては誉め言葉でした。
遅刻をする生徒がいる!
『明日は早くおいでや。』→「遅刻」→『あれ?どうしたん?ざんねんやな。』→「遅刻」。。。遅刻が続く。
古松先生より「ハガキを書いて出したら、校門指導していた遅刻生徒の数が大幅に少なくなった」ということを学ばせていただきました。
その言葉を思い出し、先日週5回遅刻するA君に複写ハガキを出しました。
チャイム前、A君が滑り込んで来ました。『先生!セーフ?!!』『うん。セーフや。えらいな!』その週、A君はゼロではなかったものの、3回がセーフでした。
このように、先生方の素晴らしいものを自分がマネ、「実践」いたしました。
「理念」・・・
北村先生より学ばせていただいた「理念」は、日誌のファイルはさみ、日々、目に入るようにしております。
「理念」のクレドカードは日記にはさんで度々見ております。しんどいときこそ自分の理念をもう一度見て、「何のために」私はこれを子どもたちにやってほしいのか?と考えました。
「自分らしさ」・・・
エゴグラムは小笹先生より学ばせていただきました。私はもともと「父性」よりも「母性」のほうが出しやすいです。学級経営で「叱る」父性発揮の場面は日々あります。実際、ここぞという場面は厳しく叱ります。
けれど、自分が無理をして「父性」を出すほど、空まわりを感じることが多くありました。ここで、私の長所でもある子供性「素直さ」をもっと大切にしてみました。
二者懇談の日、『先生、終礼遅いし、うっとおしい。』という生徒に、『そうか、言ってくれてありがとうございます。申し訳ないな。きっとあなたは部活頑張っているから、放課後1分でも早く部活に行きたいんやな。悪かったな。私も、テキパキできるように全力で頑張るわな。だけど、これだけは!という話があるときはごめんやで。いいかな?』と素直に正直にと決めて話すように心がけました。
すると、彼の態度は少しずつですが、柔らかく、トゲがなくなってきました。他の生徒もそうです。少しずつですが、優しくマルくなってきたように感じます。
以上のように、当たり前のことかもしれませんが、私にとって『学級経営は、「学び」を土台に、「理念」の軸と「自分らしさ」をもち、指導していくことが大切』ということを改めて感じた半年となりました。ありがとうございます。
今期、学ばせていただき、また来期も「学びながら実践」していきたいと強く感じました。
最後に、原田隆史先生と教育研究所のスタッフ、森本、森行様へ。
4万人以上の方を教育されながらも、いつでも塾生や一人ひとりの心情を汲み取ってくださり、また、「愛情」をもってアドバイスをくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。













