大阪教師塾 13期 第5回 塾生の声

①大阪府 公立高等学校 男性教諭

朝4時50分起床。自宅のトイレ掃除から一日が始まる。
6時45分、学校の門の鍵を開ける。ここでも職員トイレの掃除に始まり、職員室の拭き掃除、最近では教室に行って机を拭く。
私の一日の始まりのルーティンである。前任校からほとんど変わらずこういう生活を続けている。

「生徒を変えたいと思うのであれば、まず自分が変わらないといけない!」
原田先生の強烈なこの一言との出逢いによって今の私がある。

平成21年度の始まりと時を同じくして開催された教師塾第13期のテーマは、「教育への思いを持ち、成果を出す自立型教師の育成」。
新年度のスタートにあわせるかのように、心引き締まるテーマでした。

実は、私自身この4月から新しい学校に赴任し担任として学級経営、学年経営を担うことになり、これまでの学びを実践するのに今期はちょうどいいタイミングでした。
と同時に、教師生活も残り10年を切り、自分自身、「教育への思い」を再認識し、集大成との意識を持って臨みました。

まずは3月の末に新しい学校に足を運び、準備室や教室の掃除から始めました。いわゆる「黄金の3日間」に向けての準備です。
そして4月8日の入学式を迎え、これから3年間関わりを持つ子どもたちと対面しました。
その際に感じたことは、今期第1回目の原田先生のお話にあったように、今の子どもたちがいかに「未学習」であるかということでした。「できない」のではなく「教えられていない」のです。
4月当初は徹底して「型」にこだわって指導を重ねてきました。重視したのは態度教育です。
例えば、起立⇒椅子を入れる⇒踵を揃える⇒礼⇒「お願いします」⇒着席、授業開始時の立腰と「瞑目静坐」、職員室入室時の挨拶「失礼します。1年○組の△△です。□□先生お願いします」を徹底して指導しました。

また、学習面では「書く」ことにこだわりました。
日々の「日誌」をはじめ、天声人語を写す、その感想を書かせる等、機会があれば「書く」ということをさせました。勿論、日誌を書かせることによって、自分に気づかせるとともに、赤ペンでストロークを入れ、「できる自分」を褒め、「自己肯定感」を高めさせることにも配慮しました。

さらに価値観教育面に関しては、学級通信を毎日発行し、一流の経営者、成功者、スポーツ選手などから、生き方モデルを学び、生きていく上でどのように考え、いかに生きていくべきかを学ばせています。

これらの取り組みはすべてこれまで教師塾で原田先生から教えていただいたことばかりです。

さらに1学期の終わりにQ-Uを1年生全クラスで実施、それによって生徒一人ひとりを把握するように努めました。
また、保護者を交えた3者懇談ではできるだけこちらから話すのではなく、むしろcoachingの意識を持って行いました。
さらに、指導が困難な生徒とは「トイレ磨き」をしています。

また、2学期が始まる直前の8月末の学年登校日では、ゼロ・トレランスを基本に据えた「生活指導基準」を学年生徒全員に説明をし、最低ラインを確認しました。
学習面では、授業の最初に通信を読ませ、価値観教育を施すだけでなく、エゴグラムによって自分を客観的に把握させることもしました。
今後は「目標設定用紙」に取り組ませ、「ルーティン」にも取り組ませる予定をしています。

これらはすべて教師塾で原田先生から教えていただいたことであり、それによって私自身が変わることができた、すなわち「主体変容」をするにあたって学ばせていただいたものばかりです。
この「自分を変えること」、「夢・目標を描いてその実現に向けて日々努力を重ねていくこと」を生徒にも体験させることによって、「自立」した人間を育成したいと考えています。
しかし、現実的には指導の困難な生徒もいます。高校生とはいえ、自己中心的で他者への配慮がまったくできない、集団生活にはなじめないといった生徒です。
また、保護者の中にも自己肯定感が低いと感じられる方もおられます。日々格闘の連続です。
とはいえ、今は、私自身が矢面に立ってなんとかしなければならない、そういう役目を果たさなければならない状況だけに頑張るしかありません。恐らく他校の先生方やあるいは中学校の先生方はもっと厳しい状況に置かれておられるのだと思うと、まだまだ自分の甘さを感じます。幸いにもいろいろ声をかけてくださり、叱咤激励してくださる同志の方がいます。勇気と元気をいただいています。感謝の思いでいっぱいです。
もちろん、原田先生のご指導の下、この教師塾に身を置かせていただいているからこそです。本当に感謝します。ありがとうございます。

志あれば花開く。主体変容。前進あるのみ。合唱。
「日に進み、月に漸み、遂に死すとも悔ゆるな」


②大阪市 公立中学校 女性教諭

私にとっての教師塾とは
①感謝する②底抜けに明るく③楽天的・楽観的に④喜び勇んで⑤徹底したプラス思考で⑥前進!前進!⑦どこまでも謙虚に⑧直感に素直に⑨全体に気配りを⑩全責任を持つ⑪真剣に⑫全力を尽くす⑬限界を破る⑭スピード化⑮能力を高める⑯働きを大きくする⑰報いを求めないで与え尽くす⑱仲良く支え・助け・補い合う⑲調和を図る⑳新たに!新たに!
まさにこの感じである。

原田塾頭は自立型人間の育成を目標にしておられるが、それにはまず、生徒と直接かかわる私たち教師自身が自立型人間にならなければならない。率先垂範である。
原田塾頭自身が率先垂範して私たちにその姿を見せてくださる。

そして3種の神器、日誌、ルーティンチェック表、長期目標設定用紙を使いこなすことで心を強くし、自分や他人にとって価値ある目標を達成していく。
すべての元になるのは「思い」である。
「書く」という作業がこれだけ目標実現に力を発揮するとは思いもよらなかった。
私は最初の1枚こそは的外れな長期目標設定用紙を書いていたが(50年後のことを書いていた・・・それでも原田先生は「皆さんとは全く違った観点を持っているこの先生からも学んでください」と否定なさらず、認めてくださったことを覚えている)
2枚目からは3ヶ月後、2ヵ月後までに達成する目標を書いた。
たくさんのかたがたの応援が必要な目標だったが不思議なことに2ヵ月後、目標は達成され、学年の生徒にも大きな感動を呼び起こすことができた。
自分が書いた目標設定用紙を生徒全員が、学年の先生方が、読んだのではないかと思うぐらいであった。

そしてルーティンチェック表、これは目標を達成するために1日、1日、何をしていくのか10項目を決めてできたことには○、できなかったことは×を付けていき、86パーセント以上○がつけば、成功者・・・。
これは本当に自分との戦いであり、また、○がたくさんついた日は自分を褒めたくなる。意思の力を付けるにはこれだ。

日誌、これがまた、最初のころと比べるとどんどん進化している。
選択と集中、1日の中でここはクライマックスというところにラインマーカー。そうすることによってさらに1日がさらに密度の濃いものとなっていく。
そして日誌から学んでいくことができる。

大阪教師塾は何回も繰り返して受講される先生が多い。その中でまた、新しいご縁を頂、お互いによき刺激、情報を頂、生徒にどんどん還元していける。
1ヶ月の実践の中でまた、新たな自分に気づき、また仲間と会う。そしてそこにはすさまじいエネルギーが渦まいている。塾生から学ぶことも非常に多い。そして勇気と元気をたっぷり頂き、明日から「また、やったるでーーー」という新たな気持ちになる。

今、夏休み明けでカウンセリング週間である。コーチングの用紙を使い、生徒の夢、目標をどんどん書いていく。どんな生徒も笑顔になっていく。
そして具体的なルーティーン目標を3つ決めて進んでいく。

3年前、奉仕目標に「家の掃除機を夜9:00にかける」と決めた生徒がいた。彼女は双子であった。
この奉仕目標を3年間やり続け、陸上部も、勉強もがんばった。1年生のときはもう一人の姉妹とそれほど、差はなかったが3年後は学力が歴然と違った。
そ そして入学した高校で担任を持ったのが偶然、教師塾の先生だった。
人生は出会いというが、この教師塾に参加させていただいていること自体、神様からの最高のプレゼントと思う。

これからも学び続け、1人1人の生徒と深くかかわっていき、生徒やその家族、を最高にハッピーにしていく。
無限の無限のありがとうございます。

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