東京教師塾 9期 第一回 塾生の声

①東京教師塾第9期生 男性通信大学生

今回、初めて教師塾に参加しました。私は現在27歳。大学卒業後、出版関係で4年間仕事をしたのち、小学校教員への夢へ向けて今年の4月から通信制の大学に3年次で編入し、学びを重ねています。 サマーキャンプなどで子どもに接する機会などはありますが、現役の先生も多いかと思いますので、今回は「仕事」という側面からお話させていただければと思います。 

これまでやっていた出版の仕事を通じて感じたのは、仕事を「やらされている感覚(人)」と「やっている感覚(人)」には到達点に大きな差がある、ということです。自らゼロから企画したページが本になっていく過程は「やっている感覚」を大いに享受できますが、自分以外の企画で進めていかなくてはならないときもあります。しかし、その際ですら、話し合いで互いに納得いくところに内容を高めたり、手に取る読者を想定したりすることによって「自ら進んでやる」という感覚で仕事を進めると、紙面からあふれ出てくる活力が断然違ってきます。

それは原田先生の「自立型教師」「主体者意識」といったお話にもつながってきました。そして、主体者意識があれば、人から出てくる活力も圧倒的だと、原田先生を目の当たりにして感じました。遠慮したヘラヘラ笑いの入る余地がないぐらい「真剣に」やるからこそ、鳥肌が立ち、涙が自然と出てくるような喜びを子どもたちと共有できることを改めて実感しました。私もその領域に子どもたちを導いていける教師になりたいと思います。

原田先生のお話で胸をついたのは、「管理職を目指すべきだ」「学校教育で終わるのではなく、教育改革をしていくべきだ」というお言葉です。なんとなく、ではなく、自ら進んでやっていく意識。「私がやらねば誰がやる」という前傾姿勢。これは普段生活しているどの場面においても、強く意識し続けようと思いました。映画『スパイダーマン』で主人公の叔父が主人公に残した言葉「大いなる力には、大いなる責任が伴う」ではないですが、現場で責任を受け持つ勇気、成功のイメージとそのための準備、確固たる信念、自信を、今後、教師塾の皆様と養っていきたいと思います。

意識や心や行動を習慣化し、強化した際の恩恵ははかりしれません。さらにそれらは、目的があればこそ苦にならず、むしろ楽しくなってくるものだと思っています。ビジョンを常に頭に描き、日々自分を磨き上げていきます。どうぞ宜しくお願いいたします。

②東京都 男性小学校教員(A)

「輝き」「本気」そして「狂気」・・・原田隆史氏の身体から、たくさんの気が伝わってきた。初めての教師塾参加である。私にとっては、なにもかもが新鮮であった。原田氏の放つ言葉を「マインドマップ」にする方や、ペン先から煙が出るかの如く書き連ねる方など、見たことのない光景が会場内に広がっていた。さらに、言葉をキーワード化し、付箋にまとめる方法。この方法は重複生にとって当然の学ぶ構えであろうが、私にとっては新鮮味だけでなく、腹の底から手応えを実感できた。「上達できる」という手応えである。今年、東京都に採用され、右も左も分からない私にとって重複生の方々は心強かった。一日を通して支えにもなった。そして、大いに刺激をうけた。

「見えない心を育てることのできる自立型教師の育成」が今回のテーマである。「見えない心」とは、意味深長だ。原田氏も挙げていた、サン=テグジュペリの『星の王子様』に「大切なことは目に見えないんだよ。」とある。子どもたちの可能性は無限である。この可能性を引っ張り出すことが、教師の役目だと私は思っている。原田氏は「マネージメント能力」について、「素晴らしさを見えるようにすること」(文責:A)と説明された。これは、ビジョンである。ビジョンは大切だが、これだけでは弱いと知る。ビジョンに沿った「価値」を3つ据え、それぞれの「行動指針」を文字化すること。この段取りが肝要であると学んだ。

教師塾の“軸”の一つに「書くこと」が挙げられる。想いを文字化し、見えるようにする。その上で想いを見続け奮起する。そして、自己管理のためには日誌を書く。「教師塾に学ぶみなさんは、主体変容して自らが自立型人間となり、生徒を自立型人間に育てることを目指しています。そのための具体的なツールがあることが、教師塾の強みです。」(『カリスマ教師の心づくり塾』P49)として、以下の「三種の神器」を挙げている。「長期目標設定用紙」「ルーティーンチェック表」そして「日誌」である。まさに「書くこと」だ。そして「それぞれの精度を上げていくには、大きな努力が必要です。」(前掲書P59)と続いている。このことに関連し、再びサン=テグジュペリの言葉を引く。「自分の思考の正確さを育てられるのは、たゆまぬ訓練によってだけだ。それが人間のもつ、最も貴重なものだ」(『若き日の手紙』)。書くことで成果を上げる。この方法について、「ベタだが、これ以上の方法はない」(文責:A)と、原田氏は断言されていた。書き続けることで自己変容を遂げていきたい。

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