GRO-WITHニュース
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2018.04.28
【特別公開】メルマガ連載:大谷翔平を育てた教育 その4――原田隆史の「カリスマの目線」
弊社メールマガジンの人気コラム、原田隆史の「カリスマの目線」は、
現在大リーグで活躍中の大谷翔平選手を育てた教育をテーマに連載中です。
大谷選手が使用した目標達成ツールが注目を集めていますが、
大谷選手を高校時代から知る原田からみた、大谷選手の凄さと、大谷選手を育てた教育のポイントとは?
今回は特別に、連載内容をホームページでもご紹介いたします。
>>連載(1)大谷翔平を育てた教育その1はこちら
>>連載(2)大谷翔平を育てた教育その2はこちら
>>連載(3)大谷翔平を育てた教育その3はこちら
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株式会社原田教育研究所メールマガジン【仕事と思うな、人生と思え】Vol.466(5/3配信)より
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原田隆史の◇◆カリスマの目線◆◇Vol.460
<大谷翔平を育てた教育 その4>
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大谷翔平選手の、とどまるところを知らない連日の快進撃が続いている。
日ハムに入団する選手は「勇翔寮」に入寮する。
そして高卒選手は五年間、大卒と社会人選手は二年間を
「育成対象選手」として、集中的に教育を行う。
教育を担当するのは、勇翔寮に常駐する本村幸雄さんだ。
彼は元神奈川県の高校教諭であり、野球部監督として球児を指導していた。
また私の主催する東京教師塾の塾生であり、数年間熱心に学ばれた。
彼の指導の特徴は「自立型教育」であり、
昔ながらの上意下達式指導に限界を感じ、
選手の自主自立、臨機応変、変幻自在を引き出すために試行錯誤を繰り返していた。
寮での指導の基本は
・時を守る
・場を清める
・礼を正す
であり、花巻東高校と同じ「躾・成長の三原則」である。
具体的には
・クツを揃える
・鞄を立てる
・物を整える
・清掃活動・奉仕活動の励行
・あいさつは相手の目を見て元気よく
・背筋を伸ばしたいい姿勢で過ごす
これら行うことで、選手の心のすさみを除去し、
個人の活動が周りの者にプラスの影響を与え、
気持ちのよさを連鎖させていくという。
大谷選手が身を置いた、家庭でのしつけ、高校野球での教育、日ハムでの教育が見事に連携している。
読者も御存知と思うが、大谷選手は日ハムの教育の良さを感じ、自ら志願先に選んでいたのだ。
若者はしつけや、マナー指導を苦手で避けると思われがちだが、
そうではなく、教育により「心のすさみ」を自ら除去し、
周りとの良好な人間関係を築き、
パフォーマンス向上にプラスの影響がある、と体感し理解すると
自ら進んで学び、継続するようになる。
このように、生き方や過ごし方、働き方や学び方を教育することを「態度教育」と呼び、
素直、真面目、本気、真剣に物事と向き合う見えにくい態度と姿勢を作るのである。
パフォーマンスの方程式は
P=何を(方法、やり方)×どんな気持ち(感情)であった。
身の回りのすさみを除去し、心のコップを上に向ける態度教育を受けていると、
プラスの感情を選択し、物事に対応するようになる。
すると、プラスの結果が意図的に生まれるようになる。
メンタルトレーンニグの「プラス思考」である。
大谷選手が、大舞台でも緊張せず、実力をいかんなく発揮できるのは、
彼が受けてきた態度教育とプラス思考の賜物でもある。
現在の活躍している姿だけに目を向けると、天才、奇跡ととらえてしまうが、
彼の育ってきた環境や教育を探ると、単に天才だけではないことがわかる。
我々も、大谷君の活躍から具体的な行動を始めようではないか。
まずはできることを自分で、そして子どもや周りにも広げよう。
大谷君と共に成長できる喜びを感じながら、
野球観戦し、連休を楽しみましょう。
次回からは「大谷翔平の思考・心の中」に迫っていきます。
ご期待下さい。
今日はここまで。
ありがとうございました。
原田隆史
【参考情報】「オープンウィンドウ64」の活用法を詳しく掲載した著書
『一流の達成力』原田隆史・柴山健太郎著、フォレスト出版
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