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2017.10.13

インターハイ優勝・祐誠高等学校弓道部 安達淳一監督 × 原田メソッド

祐誠高等学校(福岡県久留米市)弓道部では、監督の安達淳一先生のご指導で部員の皆さんが原田メソッドを実践してくださっています。

昨年の女子個人日本一に続き、平成29年度 第62回 全国高等学校弓道大会 では、見事男子団体で優勝を果たされました。
弓道部の皆さん、おめでとうございます!

原田メソッドの実践の様子について、チームを率いる安達淳一先生にお話を伺いましたのでご紹介します。

祐誠高等学校弓道部は、昨年の女子個人に続き今年は男子団体で日本一に。

 

 

祐誠高校弓道部、県大会の様子。

*祐誠高等学校のホームページ・Facebookより、写真を掲載させて頂きました。(祐誠高等学校 Facebook:http://tinyurl.com/y9jc7yzd

■原田メソッドとの出会い
​安達淳一先生が原田メソッドを初めて知ったのは、テレビ番組を通じてでした。

陸上競技部を7年間で13回の日本一に導いたという原田の実績について、はじめは優秀な生徒を全国から引き抜いて、彼らに科学的トレーニングを施しているのかと考えたそうです。

その後さらに原田隆史の本を読み、当時荒れていた公立の中学校で原田が行った実践や、陸上競技部を日本一に導いた原田メソッドとはどのようなものなのかを知り、その有効性に共感され、ご自身の指導へ取り入れられたそうです。

安達淳一先生は、指導者としての技術を高めるため、原田メソッド認定パートナー養成塾にも参加されました。
そこで原田メソッドの3大ツールである
 ●長期目標設定用紙
 ●ルーティンチェック表
 ●日誌
をマスターされ、現在も現場で実践されています。

今回は、卒業生の日誌を見せて頂きました。

書くことでポジティブな気持ちをより高めていることが伝わってきます

 

良く書き込まれています

 

原田メソッドのキーワード「主体変容」の言葉もみえます

 

 

■イメージトレーニング、自己分析の活用方法

ここでは、安達先生の原田メソッド活用例として、
原田メソッドをさらにご自身でアレンジして実践されているイメージトレーニングや自己分析の活用方法を2つご紹介します。

 成功時の自分や周囲の状況をありありとイメージする
一つは、成功時の自分や周囲の状況をありありとイメージすることです。
授業が午前で終わる日や、6時間授業で時間に余裕のある日はイメージトレーニングをされるそうです。
成功したときの自分や周囲の様子を鮮明に思い描きます。
優勝したときの自分は、どのような感情を得ているか。
喜んでくれている親の笑顔。
「目的目標の4観点」から、成功をして得られるものをありありとイメージします。

イメージを明確にするために、様々な工夫をされています。
例えば、インターハイの金メダル写真や、本物のトロフィー写真を使った合成写真を作るそうです。
メダルを首にかけてもらっている場面の写真を見て、生徒の皆さんはモチベーションを高めます。

「予想される問題」へも対処する
もう一つ、プラスイメージだけではなく、「予想される問題」へも対処します。
例えば、練習でうまくいかない時、成果が上がらない時に、どうしてもイライラしてしまうものです。

そのように感情が乱れた時は、「切り捨てルーティン」を活用するそうです。
特筆すべきなのは、安達先生は独自に切り捨てルーティンをいざという時に自然に使えるように練習されている点です。

朝練、稽古前に、
1.あえて弱音を吐く
2.すぐさま、それを打ち消す切り替え(切り捨てルーティン)を行う
それにより、結果に一喜一憂せず、自分の行動を冷静に分析できる思考パターンを養う

このような実践により、感情が乱れた時でも対処できるようにトレーニングされています。

■亡き弓道部OBに届けた日本一

安達先生の、今回のインターハイ優勝に至るまでの道のりは平坦なものではありませんでした。

教え子であり弓道部OBである木原さんとの悲しい別れを乗り越え、木原さんの笑顔から力を得て、今回の、全国大会初優勝がありました。

最後に、こちらの新聞記事もご紹介させて頂きます。

 

安達先生、お忙しい中インタビューにお応え頂きまして、誠にありがとうございました!

 

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