受講者の声
FAN VOICE
2020.06.22
受講して印象が変わった理念と目標
FAN VOICE : 河野雅俊様(原田メソッド認定パートナー養成講座受講)
感想・気付き
原田メソッドを受講して、新しいと思ったのは「未学習」という見解です。工業化社会の管理型教育から情報化社会の自立型へ、人間のOSアップデートという表現も言い得て妙ですが、学ぶ機会がなかったから分からなかったという事を認めるのは驚きでした。ただしこれは、権力や階級といった上下関係に囚われる管理型からの感想かもしれません。
共感したのは「自分で出来る事と出来ない事を整理(区別)する」という事です。薄々ぼんやりとそうではないか?と考えていたのですが講座で聞いた途端にやはりそうかと得心がいきました。
原田メソッドを受講する前の自分の感覚として、『理念』=「それを掲げた個人あるいは団体の一番出来ないもの」と「理念だから…と逃げ口上のようで具体性が全くなくどのようにするか分からない綺麗事を並べ立てた最高級のお題目」と感じていました。また『目標』=「自分で設定すると他人から低いと言われ、微塵にも思っていない事を他人に設定させられる意味の分からないもの」という印象が強かったです。
受講して印象が大きく変わりました。理念は、理念構築のための質問から自分のエッセンスを抽出して分類してタグ付けしてまとめるという方法を実際に行って具体的ではっきりした理念が作れたと思います。また理念構築の質問は他の4観点やOW64にも密接に関連し最終的に長期目的目標設定用紙の作成にも繋がるので、ふわふわで抽象的な内容とは別物に仕上がると思いました。
目標設定も同じように4観点やOW64と連携しているので、より自分らしく自分の目標を設定できて尚且つ達成するにはどうしたらよいかを考えられるので、自分の責任の下で自分による自分のための目標を設定できました。また第1回の講座で設定した5月30日までの目標ですが、数日遅れ6月3日に達成することが出来た事で以前から抱いていた不信感はなくなりました。
なによりも原田メソッドで習得するツールは全てに関連性があります。なのでOW64作りきって終わり…ではなく4観点や長期目的目標設定用紙に反映し、ひいてはルーティンや日誌(日々の行動計画)に生きてくるので、作りきって満足ではなく行動に移せるのが良い点です。ルーティンを設定しチェック表で確認し、再構築する際に「出来なかった事」に対してハードルを下げて考え直してみる(チャンクダウン)というのも続ける事・自身のレベルアップに繋げるために良い考え方であり、これを技術のうちの1つとして認めているのはすごいと思います。
最後に、原田メソッド認定パートナーと取得したら、原田メソッドの素晴らしさをバリバリ広める!のは他の方にお任せしようと思っています、もちろん伝える必要があった場合は伝えます。本業は鍼灸で、「うつ病」に対して西洋医学の投薬治療以外の治療手段を探求しています。普段は、「うつ病」にこだわらず他の症状でも鍼灸施術を行いつつ、「うつ病」の研究をしたいと思っており、その中で原田メソッドの様々な手法が役に立つと思います。
通常の症状の施術であれば、「どうなりたいのか?(目標)」「何のため?(目的)」が明確であれば、より適切な施術方法を提案・実際に施術できます。単なる慰安(リラクゼーション効果)だけなのか、本当に悩んでいる症状を無くしたいのか分ける事ができます。
しかしながら「うつ病」に対する原田メソッドの導入は普通の人よりも困難であると思います。なぜなら真面目な人・責任感の強い人に多いと言われている「うつ病」ですが、ルーティン行動や日誌の継続など日々繰り返すものが遂行できない可能性のほうが強いからです。普通の人から見ると怠けている・サボっているとい受け取られますが、その内情はそうではないものもあります。そこを見抜けるかどうかはこちら側に関わっていると思っています。物凄くチャンクダウンをし、記録や実行できなかった事実すらもこちら側では記録になり、そこから得られる情報もあると思います。なので、私は「うつ病」を治したいと思っている人に寄り添える鍼灸師を目指して、認定パートナーとしての技術を生かしたいです。
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