お問い合わせはこちら

受講者の声
FAN VOICE

2025.11.12

奥田恭平様(養成塾36期)

FAN VOICE : 奥田恭平様(養成塾36期)

Q(聞き手:森川):まず、自己紹介と現在のお仕事を一言でお願いします。

A(話し手:奥田恭平さん):

プルデンシャル生命 港第五支社に所属しております、奥田恭平(おくだ きょうへい)と申します。2015年1月に入社し、今年で丸10年になります。

現在は中小企業のオーナー様を中心に、資金繰りや決算の見立てを一緒に考えながら、長期的な経営目標の実現もサポートしています。保険提案はあくまで手段の一つであり、「経営者ご自身が目標に向かって主体的に進めるよう伴走すること」を大切にしています。

Q:原田メソッドとの出会いと、核心だと感じている点を教えてください。

A:原田メソッドは15年ほど前から知っていて、書籍も多数読みました。

当時は各ツールを“個別”に理解していたつもりでしたが、講義を受けて「目的・目標の四観点」から「起こりうる問題と対策」「過去の成功・失敗パターンの分析」を経て、「期日行動や日々のルーティンを洗い出す」という“全体の流れ”を腹落ちさせられたのが大きかったです。

 

Q:奥田さんの原田メソッド実践例として、大学時代の新人勧誘の話が印象的でした。詳しく聞かせてください。

A:2010年、大学のボート部で新人勧誘に原田メソッドを使いました。例年20名程度(多くて30名超)の入部に対して、「40人を入部させる」という高い目標を掲げ、達成できなければ部活を辞める、と自分を追い込みました。原田メソッドのワークブック等を読み込み、目標達成の計画を書き出して実行した結果、40名の入部を達成できました。ここで学んだのは、目標の明確化とプロセスの具体化、それを“日々の行動”に落とす重要性です。

 

Q:他にも多くの「目標達成メソッド」を学ばれているとのことです。原田メソッドの特徴をどのように感じていますか。

A:根幹はどのメソッドでも「明確なビジュアライゼーション」です。目標を映像化して脳を“既に達成した自分”だと認識させ、そこから逆算して日々の行動を設計していく。

あるメソッドは“あり方”や深層心理の探求に強みがある一方、毎日の実践ツールは少なめ。

また別のメソッドは、明確な目標設定や成果へのコミットを重視し、成果志向・競争志向が強いのが特徴です。書くツールはあるものの、主眼は「成功の再現性を高める訓練」に置かれています。

それに対して原田メソッドは、目的・目標を“人間形成”のプロセスとして扱います。

目標用紙やオープンウィンドウ64、日誌などのツールを通じて、日々の行動を内省し、自分で自分を導く“セルフコーチング”ができる点が最大の違いです。

単なる成果追求ではなく、「自立と自己実現」を目的に据えているのが、原田メソッドならではの魅力だと思います。

 

Q:「成功曲線(Jカーブ)」を実体験として捉えられた経緯を教えてください。

A:営業がうまくいかない時期があり、良い習慣を再開しても最初の約10ヶ月は成果が目に見えませんでした。2023年4月頃から習慣を積み上げ、2024年の年明けから一気に数字が伸びて、最終的には1年で営業成績が5倍に向上しました。ここで「成果にはタイムラグがある」というJカーブの感覚が確信に変わりました。だから今、数字が停滞していても「成長の踊り場」だと受け止めて、手を止めないでいられるんです。

 

Q:日々のルーティン化・期日行動化の工夫として、20ポイントの行動管理を採用されていますね。

A:結果は自分でコントロールできませんが、行動はコントロールできます。だから、1日の行動を点数化して“最低20ポイント”という基準を設けました。例えば、電話1点、人と会うのは次の紹介や契約につながらなくても4点。毎日20点以上を積み上げる。これを“切ったら辞める覚悟”で続ける、というルールです。社内の先輩の体験談(困窮の末、家の電気が止められた話)を聞き、強烈な危機感が背中を押してくれました。実際、同僚でも2年間この管理を続けて、入社11~12年目で初めて表彰基準を突破した人がいます。サボりさえしなければ達成に近づく、という考え方が、自分には合っていました。

 

Q:人生の浮き沈みをグラフで振り返って頂きました。奥田さんはご自身のモチベーションの源泉をどう捉えていますか。

A:中学3年の卒業間際、友人との会話中に突然言葉が出なくなって、人前で話すことが怖くなる体験をしました。高校の3年間は孤立に近い状態。転機は大学のボート部です。目標に向かって本気で取り組む場に救われました。選手としての限界を感じ、「強い組織で結果を出す」ために東北大学の大学院に進学し、2年目にはチームとして全国大会で順位を残せました。社会人になってからは営業の低迷も経験しましたが、2年ほど前に再び成功体験が生まれて上向きに。

“救ってくれた組織に貢献したい”という思いが、今の自分の原動力です。

加えて「インターカレッジでボート部を優勝させる」っていうのが、私の夢として、今もしっかり有ります。

 

Q:原田メソッドの書籍や教材は、どのように役立ちましたか。

A:カリスマ体育教師の常勝教育』や『夢を絶対に実現させる60日間ワークブック』、『原田隆史の熱い言葉64』など、多くの本に支えられました。特にワークブックは、“書くこと”を通じて思考が具体化し、日々の行動に落ちる実感が得られます。自分の言葉で書いた計画は、迷ったときの“拠り所”になります。

 

Q:これまでの経験を通じて、人の成長や自立に対してどのような想いを持つようになりましたか。

A:自分自身がボート部という組織に救われた経験が大きいです。だからこそ、今度は自分が誰かの支えになりたいと思っています。原田メソッドの魅力は、「人を変える」のではなく「自分が変わる」ことから始まる点です。やらされるのではなく、自分の意志で行動できるようになる。この“自立”の力こそが、本当の意味で人生を変えると思います。自分が結果を出したときだけでなく、苦しい時に踏ん張れる人を増やしたい――その思いが、今の仕事の根っこにあります。

 

■編集後記:

「結果はコントロールできない、だからプロセスをコントロールする。」

この一文が、奥田さんの全体を貫く芯だと感じました。Jカーブを信じ、20ポイントの行動管理で“手を止めない”。2010年の新人勧誘で40名を実現した原体験から、すべてが“自立”という一本の線でつながっています。

現在は、中小企業の経営者様と向き合いながら、「長期目標(長目)」を決算書に落とし込み、経営の数字に反映させる取り組みを進めておられます。

これは、まさに原田メソッドの「目的と行動をつなぐ実践」を体現するもの。保険営業にとどまらず、“経営者の伴走者”として長期的な成長を支援する姿勢に、深い共感を覚えました。

原田メソッドの講座受講を考える方にとっても、「まず自分で立ち、自分を導く」ことの具体像として、奥田さんの在り方は大きなヒントになるはずです。

そして経営者の皆さまには、奥田さんが提供されている「長目×財務諸表の伴走サービス」を、ぜひ一度体験してみてほしいと思います。数字の裏にある“思い”を可視化するそのプロセスは、きっと経営の新たな気づきをもたらしてくれるでしょう!

奥田さん、どうもありがとうございました!

いいねはこちら

評価もよろしくお願いします!

  • ためになった (0)
  • 応援したい (0)
  • おめでとう (0)
CONTACT講演・研修のお申し込み
お問い合せはこちらから