受講者の声
FAN VOICE
2025.11.19
山本直弥様(養成塾36期)
FAN VOICE : 山本直弥様(協同組合オーエムシー)
山本直弥様:協同組合オーエムシー様・営業職
協同組合オー・エム・シー(OMC)は、大阪を拠点に中小企業を支える共同事業を展開する組合です。事務機器や通信回線、燃料・保険などの共同購買を通じて、経費削減や業務の効率化を進めています。営業職として活躍する山本直弥さんは、日々の業務で着実に成果を積み重ねてこられました。その実績と姿勢が評価され、社内推薦により原田メソッド認定パートナー養成塾に参加してくださいました。
Q.まず、研修を受けることになったきっかけを教えてください。
もともとコーチングには強い関心がありました。代表の白石や部長の守屋、藤川が養成塾(第21期)を受講していて、その社内実践の流れの中で、「何名か受けさせたい」というタイミングに私も推薦をいただきました。過去数年間、求められる実績をコンスタントに出していたことも背景にあったと思います。
これまで多くの研修を受けてきましたが、「心から受けて良かった」と思えたのはこの研修が初めてです。人生の方向性が変わったといってもいいくらいです。
Q.社内で実践をしておられたのですね。
上司とペアを組んでコーチングシートを書いています。約2年間、継続的にフィードバックを受けるサイクルを回したことで、仕事だけでなく私生活にも良い影響が出ました。考え方や価値観が大きく変わり、「自分を管理する力」が身についた実感があります。原田メソッドを「コーチングという大きな枠の一部」と捉えながら、理解が深まるほど興味関心が増していきました。
※筆者注:原田メソッド認定パートナー養成塾ではペアコーチングを学びます。
Q.価値観の変化について、もう少し具体的に教えてください。
受講前はどちらかといえば「自分の幸せを優先する」タイプで、他者への意識は弱かったと思います。四観点を作成し続ける中で、他者を意識した目標設定の大切さに気づきました。自分の考えを押しつけないこと、相手の時間や感情に配慮すること。その意識の変化が、仕事の成果にもつながっています。今では、「他者」の観点を持つことが「人格を育てる」ことだと感じています。
Q.日常の習慣や時間の使い方にも変化がありましたか。
大きな成果は「ルーティン行動」が身についたことです。毎日の時間を自分軸で設計するようになり、四象限を使って「やりたい×求められる」領域を優先しています。以前は周囲に流されやすかったのですが、今は1日の行動が目的に沿っているかを常に点検する癖がつきました。小さな習慣でも続けることで自信が生まれ、長期的に大きな差になると実感しています。
Q.研修を通じて、自己肯定感に変化はありましたか。
学生時代はスポーツで成功体験がなく、途中で部活をやめるなどの経験もありました。社会人になって営業で結果を出せるようになり、徐々に自信がつきましたが、原田メソッドを学んで「自分を客観的に認める力」が育ったと思います。行動を積み重ねる中で、「できた」「続いた」という感覚が自然に自己肯定感を支えてくれています。
また、今は仕事の時間とプライベートの時間の境界線を引いていないので、自分が自分らしくいられることを常に保てています。正直、仕事で疲れることはありません。体力的な疲れはあっても、気疲れするのはクレーム対応のようなイレギュラーな時くらいです。
月曜日が出社が億劫になることもなく、苦じゃなくなったのは、原田メソッドを受講したことがきっかけで変わったことだと思います。もともとは月曜日が嫌だなという感覚があったのですが、いつの間にかそれがなくなりました。ただ、社内でこの話をすると「異端児扱い」されるので、あまり言わないようにしています(笑)。
Q.ご家族や育った環境も、今の価値観に影響しているのでしょうか。
父が経営者なので、子どもの頃から「浮き沈みのある生活」が当たり前でした。(土日祝日など)カレンダーに縛られない働き方を見て育ったので、時間に対する感覚が少し独特かもしれません。
その一方で、他者への配慮の大切さも学びました。今も経営者を目指したい気持ちはありますが、焦らず雇用されながらスキルを磨く時期だと考えています。父の影響は大きいですね。
Q.原田メソッドを今後どのように活かしていきたいですか。
職業としてコーチングをやってみたいという興味はありますね。 「コーチ一本で行く」という覚悟まではないのですが、営業やマネジメント業務と掛け算することで相乗効果が生まれる「武器」になると考えています。まずはコーチングの内容をしっかり知った上で、自分自身で実績を出し、その再現性を高く他者に応用できるようになることです。
ただ、コーチングには様々なメソッドがあるので、どのコーチングメソッド、もしくは何と何の掛け算が一番「人に刺さる」のかを見定めていきたいと思っています。
営業でも育成でも、根っこにあるのは「人を幸せにすること」だと思っているので、そのための技術として、原田メソッドを磨き続けていきたいです。他者のことを意識して目標を立てる大切さに気づかせてもらったので、他者に役に立っているという実感を得られる活動を続けていきたいですね。
Q.最後に、養成塾へのご参加を考えている方へ、一言お願いします。
もし少しでも興味があるんだったら、迷わず一歩踏み出してみてほしいですね。続けることで、確実に何かが変わると思います。僕自身、最初は「楽しい」っていうより「大変だな」っていう感情の方が先に来たんですけど、心の底から「受けてよかったな」って思えることばっかりでした。
原田メソッドは、人生を設計する技術だなって思います。習慣とか心の使い方を整えることで、毎日が穏やかで充実していくっていう、その感覚をぜひ味わってほしいですね。
■編集後記
まだ会場が開く前から山本様が姿を見せ、講義の準備やお仕事をされている姿がとても印象的でした。山本様は企業派遣でご参加いただいています。通常、このような場合は「命じられて参加する」ことでモチベーションが下がるケースもありますが、山本様にはそのような様子は一切なく、むしろ学びに対して非常に意欲的に取り組まれていました。その姿勢が、私たちスタッフにとっても大きな励みでした。
なぜ、そこまで学びに熱心なのですか――そう尋ねたところ、インタビューの中でその理由を丁寧に語ってくださいました。お父様が経営者であること、そして「経営者的な生き方」「人生観」「仕事観」を日々体現されていること。これこそが、山本様を一段と輝かせ、優秀な営業職として数々の成果を生み出す源なのだと感じました。
取材中は、私のほうが逆に多くのご質問をいただく場面もありました。マインドフルネスのこと、私自身のルーティン、さらには原田先生の住所まで(笑)。その旺盛な好奇心と探究心が、きっと今後の力へとつながっていくのでしょう。
好奇心を持ち、学ぶ心を忘れず、仕事を“人生そのもの”としてとらえ、すべてに全力で取り組まれる――山本様のハイパフォーマンスの秘密は、まさにそこにあるのだと思います。
山本様、このたびは本当にありがとうございました!
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