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受講者の声
FAN VOICE

2025.11.24

髙橋義幸様(養成塾36期)

FAN VOICE : 髙橋義幸様(株式会社はちどり/コアラドライブ安城 副校長)

株式会社はちどりは、愛知県安城市を拠点に、自動車教習をはじめ、交通安全教育やドローン教習、学童保育など幅広い学びの場を提供する企業です。  会社全体として「日本で一番事故のないまちづくり」を掲げ、安全教育と成果の両立を目指しています。  

髙橋様もその中心として、法令遵守と安全運用を徹底しながら、休日協力体制など仲間と支え合う文化を育んでいます。第36期養成塾へは、石原社長はじめ3名で学びに来てくださいました。教習所の副校長を務めていらっしゃる 髙橋様にお話をお伺いしました。

 

Q 原田メソッドの講座を受けてみて、最初の印象はいかがでしたか?  

初回はとにかく緊張しかありませんでした。周りには経営者の方が多く、本気で学ばれている空気に圧倒されました。でも、2回目のときに前回と同じ方と隣の席になって、少し安心できたのを覚えています。皆さんも同じように緊張されていたと聞いて、肩の力が抜けました。講義は真剣な話もあれば、先生が笑いを交えてくださる場面もあり、楽しみながら学べる空気があります。毎回「自分なりに何を持ち帰るか」を決めて参加しています。

 

Q 提出物の中で、特に印象に残っている取り組みはありますか?  

長期目的・目標設定用紙の作成です。目標を達成したときに得られる“良いこと”を四観点で40個書くのですが、これが本当に難しかったです。書こうとして初めて、自分が“数値化できる目標”ばかりに意識を向けていたことに気づきました。でも、四観点では「家族や部下への思い」「仕事へのモチベーション」といった目に見えない価値も言葉にできます。数字では測れない部分を整理していくうちに、自分の軸が少しずつ明確になっていくのを感じました。

「成功体験ベスト5」を振り返るワークのときも、頭では理解できても手が止まってしまいました。うまくいっていたときの自分を思い返すと、「あのときは覚悟を持っていたな」と気づく瞬間がありました。では今はどうかと自分に問い直すことで、これまで大切にしてきた姿勢や価値観を見つめ直すことができました。

 

Q 教習所の運営においては、どんな課題や工夫がありますか?  

当校は「受付・顧客獲得部門」と「教習実施部門」の二つで成り立っています。夜間の希望が多く、昼間の枠が空きやすいのが課題です。自動割り付けを導入していますが、どうしても空白が出てしまうことがあります。そこで、土日営業や夜間稼働を増やし、協力してくれた社員には給与で還元しています。休日協力の文化が少しずつ定着してきました。さらに、空いた教習枠を企業研修への応援で埋めるなど、柔軟に対応しています。

2年前からは教習原簿を紙からデジタルに移行しました。インストラクターはiPadで、お客様はスマホで記録します。初期入力が正しければ自動でデータが流れますが、ひとつミスがあると全体に影響します。自動化への過信を防ぐため、朝礼で「間違い探し」形式の確認を導入しました。「間違いがあるつもりで確認する」ことを意識するようになり、前向きな反応がありました。

 

Q 会社としての理念や文化について、どのように感じていますか?  

社長は常に学びを続け、現状維持を良しとしません。社員もその背中を見て努力しています。「普通の自動車学校ではない」という意識があり、上下関係よりも「インストラクターとお客様が共に成長する関係」を大切にしています。お客様をゲストとして迎え、満足して卒業していただくことが私たちの使命です。

「ほめる」ことを基本にしながら、必要な注意はしっかり伝えます。「安全を伝える専門家」としての誇りを持っています。対象となるのは18〜19歳の若者です。成人ではありますが、まだ未熟な部分も多い。だからこそ、親御様との三角連携を大切にしています。「日本で一番事故のないまちづくり」を掲げ、卒業後も安全意識を持ち続けてもらえるよう努めています。

 

Q ご自身の性格やリーダーシップについては、どのように感じていますか?  

よく「優しい」「慎重すぎる」と言われます。たしかに慎重さがレスポンスの遅れにつながることもありますが、その慎重さが事故防止や安全管理に活かされていると感じています。社長や校長から「判断は間違っていないから自信を持ってやりなさい」と言われることで、行動への後押しをもらっています。

以前は「失敗しないように」と考えることが多かったですが、今は「まずやってみよう」という姿勢に変わってきました。原田メソッドの学びを通して、数字だけでなく「人を育てる」「信頼を得る」といった目に見えない成果の大切さを実感しています。

 

Q 家庭での関わり方にも、原田メソッドが生きていると聞きました。  

家庭では、子どもに「欲しいものをどうやって手に入れるか」を考えさせたり、「誰が喜ぶか」を一緒に話したりしています。職場のように上司命令は通じませんから、問いかけの工夫が必要です。子どもが自分で考えて行動できるように、やさしく促しています。18〜19歳の教習生と接するときも似ていて、「信じて見守る」感覚が大切だと感じます。家族とも連携しながら、安心して学べる環境づくりを意識しています。

 

Q 原田メソッドを学ぶ中で、どんな変化を感じていますか?  

以前の自分は「できているつもり」でした。でも、書き出してみるとできていなかったことが多く、少しヒリヒリする感覚がありました。それでも、その“気づき”が成長のきっかけになります。長期目標を考えることで、「数字で表せない大切なもの」に気づけたのは大きな収穫です。家庭や職場など、どの場面でも「誰を喜ばせたいか」を意識できるようになったのが、一番の変化だと思います。

 

■編集後記  

現場でも、きっと髙橋さんがいるだけで、空気が柔らかく温かい雰囲気になるのだろうと感じました。  

お話を伺っている間、終始「やさしさ」というものを感じました。それは単なる「穏やかさ」ではなく、相手の言葉を丁寧に受け止めようとする、積極的な意思をもったやさしさです。インタビュワーである私が話を聞いているはずなのに、いつの間にか、こちらが話を聞いてもらっているような不思議な感覚になりました。実際に、私は慎重さのかけらもなく、軽率でミスが多いことについてご相談に乗って頂きました…。

インタビューの最中にも、絶えず着信通知が鳴り続けていたのも印象的でした(^^;)。40名を超えるインストラクターをまとめる立場として、日々の業務がいかに多忙であるかを感じました。

髙橋様、お忙しい中、本当にどうもありがとうございました!

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