受講者の声
FAN VOICE
2019.08.19
会社生活における最高のイベント
FAN VOICE : 守江 晴彦様 (原田メソッド認定パートナー養成塾受講)
原田メソッド認定パートナー養成塾の感想・気付きをご紹介致します。
原田メソッド認定パートナーを取得された守江 晴彦様です。
守江様の、これからのご活躍を楽しみにしています!
「原田メソッド認定パートナー養成塾」の感想・気づき
2019/7/31
マツダ(株)本社工場 第3パワートレイン製造部
守江 晴彦
「モノづくり」の製造部門として、本社工場に課せられた使命は、決められた手順と時間で確かな仕事を積み重ね、お客様に喜ばれる商品・サービスを確かな品質で提供することです。その中で、「走る歓び」を訴求する「ブランド価値経営」の実現に向けて、「あるべき姿」を描き克服課題を解決する「PDCAサイクル」を回しています。よって私の組織は、「管理型メネジメント」を行う「管理型人間」となっているのが現状です。
この9年間、カリスマ的な部長の強力なリーダーシップの基、安全・品質・コスト・稼働・人財に関わる様々な克服課題を解決しながら、「凡事徹底」、「居安思危」の考え方で、当たり前のことを当たり前にやる維持管理を基軸とした「原点回帰」へと組織改革を進めてきました。その中には、管理者の「率先垂範」の考え方で、「イエローハット活動」と称した清掃活動も行ってきました。ところが世代が変わり、正社員から期間社員も増えるなか、体系立てた具体的な手段を得ない私たちの活動は頭打ち状態となり、がんばっているものの結果がともなわない、ひいては組織力の低下をも危惧する状況にあると、幹部社員全員が危機感を持っていました。
そんな中2018年11月、部長より「原田隆史先生はいいぞ」、「うちの組織にミートするのではないか」と投げかけられ、「YouTube」で「仕事と思うな人生と思え」を視聴、衝動的な「原田メソッド」に出会いました。部内幹部社員の総意として、「原田メソッド」部内展開し、「管理型人間」から「自立型人間」へ生まれ変わらせることを決意、人財育成をリーディングする私が使命感を持って「原田メソッド認定パートナー養成塾」へ参加させていただきました。
「原田メソッド」の受講回数を重ねる一方で、気が付けば、原田隆史先生の本を8冊読み上げ、多くの気づき得ながら、具体的な手段を手に入れつつある自分がいました。すでに「原田イズム」を部内へ展開し始めており、なぜ今、「原田メソッド」なのか価値観の共有化をスタートさせました。多くの気づきがある中で、最大の気づきは、「能力」もさることながら、「人格」つまり人間力が土台であると言うことです。これまで私の組織では、本社工場をリーディングするほど人財育成に注力し、個々人のパフォーマンスを向上させ、いかに仕事の成果を最大に上げるか、つまり一人ひとりの「能力」を上げるかに主眼を置き、265コースにものぼる、さまざまな教育訓練を企画し推進してきました。しかしながら、そこには、「人格」と言う概念はなく、私の組織に必要な教育訓練は、人間力を高めるアプローチでありこれは「絶対条件」であると言うこと、そして、「主体変容」の考え方で私の組織への展開、定着させる確固たる強い決意するとともに、自分自身の「仕事の理念」へも摺り込みました。
「原田メソッド」養成塾の2か月間は、これまでの会社人生の中で最高に、前向きで、やる気が高まり、生き生きした自分がいて、充実感ややり甲斐を感じる、まさに「仕事と思うな人生と思え」る最高の期間となりました。振り返りますと、広島から参加する往路8時間の道のりは、誰にも邪魔されない「予習と復習」をする期日行動となり、自己の理解をさらに深めるとともに、使命を果たすべく部内展開する上での「成功のシナリオ」を思考する貴重な時間となりました。私はこれまで、数々の社外研修を受講してきましたが、これまでであれば間違いなく、この時間は「くつろぎの時間」になっていたと思います。この時点から「主体変容」の考え方が染み入った自分がいたのかもしれませし、自分自身が素晴らしいと「自画自賛」しています。「自立型人間」を形成する土台の「人格」を高めることができる人は、「心のコップが上向き」である、この言葉に共感するとともに鼓舞する自分がいました。そして、その指導の中心にあるのが5段階の「心づくり」であり、真似ることができること、仕事においてもプライベートにおいても、つまり人生で活かせること、「原田メソッド」へ魅かれ5大ツールに対して、「素直・まじめ・一生懸命」に向き合い、日々、努力し続けました。
ここから、この2か月間、私が取り組んだ「心つくり」指導の一端を振り返ってみます。
まず「心を使う」では、目的・目標すら明言できない自分に気づき、いかに日ごろから思考していないかを痛感させられました。この点は、目標の実現を左右するものでもあり、今の施策が、牽かれたレール、手段ありきの仕事の進め方になっていたかを気づかされ、「主体変容」の考え方に踏み込む第一歩となりました。「だれの、何のためにやるのか」目的・目標を考えて書いて、書いて、書きまくることを意識して実践しながら、無意識の行動へと摺り込んでいます。
「心をきれいにする」では、あいさつや身だしなみなどの態度や清掃と言った生活改善に根ざした人間力の向上が、大きな成果につながることを実感できたのはとても衝撃的でした。「主体変容」の考え方で、自己の生活を改めることから始め、毎朝AM6:20自分が使った洗面所を清掃し続けました。黙って隠れて洗面所を清掃していたのですが、ある日、私の娘に見つかり「パパすごい」と「プラチナストローク」をもらったのです。それまでは意識したルーティン行動でしたが、この日から自動化されさらには中毒化しました。心のすさみがなくなり、物事に取り組む姿勢や態度も変化してきたように感じて、「原田メソッド」の効果の一端を実感しました。
「心を強くする」では、自分が出来ることを、例外なく継続することで、心がさらに強くなった気がします。先ほどのルーティン清掃とともに、職場では共用の手洗い場を例外なく磨き続けました。その他を含めますと、20項目ものルーティン行動を2週間やり続けることができました。その中でも、強敵妻への肉体的ストロークを「毎日必ずやる」と決めやり遂げたことは、困難なことを乗り越えた時よりも心が強くなったと実感できるルーティン行動となりました。毎朝AM6:30これまでの妻への心無い「行ってきます」改め、「今日もがんばろう」と声掛けしながら「グータッチ」を始めました。はじめのストロークは、びっくりした様子で、「何、なんでー」と引かれましたが、継続すること8日目には、妻の行動にも変化が見られ、「片手のバイバイ」から、満面の笑みで「両手バイバイ」する微笑ましい様子へと変わりました。生活態度を変えることで、自己の意識だけでなく、家族の感情をも変える大きな効果を体感することができました。会社で「ご機嫌に仕事ができた」ことは、言うまでもありません。
「心を整理する」では、人生はじめて日誌を書き続けました。その日にすべきことを書いて、その日の終わりに、できたこと、できなかったことを仕分ける、慣れないことであり、はじめたころは、気合でやり続けた感もあります。ですが、その日を前向きに終わらせることで、一日一日を充実させることができ、「自画絶賛」により自信を重ねたように思います。今ではこの日誌に価値を感じた、チームメンバー4人とも、恥ずかしながら、「交換日誌」もはじめました。チームメンバー一人ひとりのささいな変化を感じながら、「主体変容」をも感じはじめています。
「心を広くする」では、私の「ありたい姿」に共感してくれて、日々その実現に向けたルーティン行動・期日行動を実践してくれているメンバー一人ひとりへ、感謝の気持ちを持ち、肉体的・心理的ストロークを意識的に仕掛けています。朝礼前の日頃からのコミュニケーションにおいて、手を肩に添えながら「おはよう。今日も全力投球しよう」、「頑張っているね。いつも助かっているよ」、会議前にテーブルを清掃する姿に「気持ちいね。いつもありがとう」などなど、1日で100回ストロークを目標に意識的に仕掛け続けました。メンバー一人ひとりとの対話の時間がこれまでの2倍化されましたし、相談や連絡することが当たり前の光景になりつつあります。そして、家族への感謝では、これまで当たり前になっていた夕食のひと時も、妻へ「ありがとう、おいしかったよ」の声掛けそして、感謝の気持ちを行動で示し続けました。夕食後は家族みんなの食器を片付け、皿洗いをすることを毎日、例外なく続けました。はじめたころは、不信感漂う雰囲気の中、居心地も悪かったのですが、今では皿洗いをする私の傍ら、安らかな時が流れる家族の雰囲気を感じています。
まだまだ、語りつけせないほどの気づきと実践がありますが、2か月前の自分とは、比べものにならないほど「人間力」が向上、「自立型人間」へと向かっていると「自画絶賛」しています。
最後になりますが、「原田メソッド認定パートナー養成塾」の2か月間が、これまでの会社生活において、最高のイベントであったことを改めてお伝えするとともに、原田隆史先生、北宏志先生をはじめ、ご支援いただいた認定パートナー、原田研究所の皆様に感謝とお礼を述べたいと思います。「原田メソッド」に向き合えた最高の時間をありがとうございました。
これからは「原田メソッド認定パートナー」として、5段階の「心づくり」指導を通じて、自立型人間を育成しながら、仕事の理念である「人こそブランド」を実現します。
これからも、どうぞ「マツダ」にご期待ください。
この2か月間、本当にお世話になり、ありがとうございました。
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